転勤・子育て・シングルインカムの現実。壁にぶつかった私が、働き方を見直すまでの記録です。
シングルインカムの限界
コロナ禍のある日、我が家の生活は一気に傾きました。医療現場で働く夫は激務に疲弊し、ついに心身が限界に。ちょうど同じ頃、転勤による環境変化で子どもの夜泣きが悪化し、私は日々を回すだけで精一杯。
シングルインカムだったことは、働けなくなった夫に大きなプレッシャーを与えていました。私は「家計を支える力をつけなければ」と決意しますが、そこから転職の壁に何度もぶつかることになります。
転職で直面した壁
1. 転勤族ゆえの制約
- 当時は1年以内の引っ越しが当たり前。
- 高知→三重→千葉と遠距離の移動が続く。
- 企業から「住所が安定していないと雇用できない」と言われることも。
2. 文系大学院卒特有の制約
- 現場出勤型の求人が大半で、フルリモート求人はほぼゼロ。
- 特に教育関連職は教室勤務が前提で、通勤可能圏に応募が限定される。
3. 職歴からくる制約
- 職歴の中心は学校・教育機関で民間企業の経験が少ない。
- 教育業界は昼〜夜の勤務帯が多く、ワンオペ育児と両立しづらい。
4. 保育園問題という就業条件の壁
- 転勤族は、保育園の「就労条件」を満たして申し込むこと自体が難しい。
- 転居前の勤務時間は転居先の申込条件に反映されず、働いていても就労証明が通らないケースがある。
- 実際、我が家も転園時に条件を満たせず、自治体の保育園に申し込むことができなかったため、事情を説明して院内保育を利用して乗り切った。
- しかし来年の移住先には院内保育がないため、就労条件を満たすべく今月末に開業届を提出し、フリーランスとして働く予定。
壁の中で見えた転機
キャリアを模索していたとき、転職エージェントの方からこう言われました。
プログラミングを勉強して、Web関係の企業に就職すれば、フルリモートで働ける可能性が広がりますよ。
この一言が私にとっての活路になりました。場所に縛られない働き方なら、転勤族でもキャリアを築けるのではないか——そう考えるきっかけに。
学びと方向性
私が学んだ現実は、「場所に縛られない働き方」を選ばないと、転勤族+子育て世帯のキャリアは成り立ちにくいということ。今は次の3本柱で道を探しています。
- Web制作(デイトラ)
- ブログ運営(WordPress)
- SAP学習(行政主催講座)
このブログで私がやりたいこと
- 転勤族・子育て世帯が直面するキャリアの壁を記録する
- 実際に試した働き方・学習法を共有する
- 成功も失敗も含めた選択肢のリアルを発信する
まとめ
文系大学院卒の正社員転職は、想像以上に壁が多い。特に転勤族や子育て世帯には、住所・勤務帯・就労証明など現実的な制約が重なります。
それでも、方法がまったくないわけではありません。私自身、これからも試行錯誤しながら働き方を模索し、その過程をここに記録していきます。
我が家の一例が、どなたかの参考になれば嬉しいです。
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